嘘をつく。
僕らは日々、嘘をついて生きている。
小さな嘘を吸って吐いて、呼吸をしている。
話を盛ったり、人を騙したり、お世辞を言ったり、自分の気持ちを我慢したり、
どこか流動的で突発的で、嘘に嘘を重ねて生活している。
そのほとんどが、自分を守るための嘘だ。

日テレで毎週土曜10時から放送されている『ウチの夫は仕事ができない』というドラマがある。
錦戸亮と松岡茉優演じるドラマ第3話は「嘘」についてがテーマだった。
嘘をつくことは悪いことなのか?
それについて司(錦戸亮)は明確なアンサーを示してくれている。
「他人を守るための優しい嘘は、ついていいんだよ」
嘘をつく。
僕らは日々、嘘をついて生きている。
「死にたい」という嘘。「愛してる」という嘘。「頑張るから」というアホ。
そのほとんどが、自分を守るための嘘だ。
口から出た虚しい言葉が嘘。
でも、他人を守るための嘘だったら許せる気がする。
相手を傷つけないための優しい嘘は、僕たちの生活に溢れている。
他人に心配をかけないためにつく嘘。
他人を元気づけるためにつく嘘。
他人を幸せにするためにつく嘘。
嘘はいつかバレてしまう。
嘘はいつか関係を壊してしまう。
だからもっと、優しい嘘をつこう。
かやれん